WEBサイトを改善する優先順位
どこから手をつけるか
解析ツールでアクセスデータを集計し、観察して課題を見つけた後は、それを具体的に改善に繋げなくては意味がありません。
しかし、多くの場合課題はたくさんあるため「どこから手をつけていいか分からない」といった声も多く聞きます。
全て一度にやろうとするケースも多くありますが、時間と予算は必ず限られているため、それは不可能です。
まずはどこから手をつけるのか。課題に対して優先順位をつけることが大切です。
優先順位のつけ方
優先順位をつけるポイントは、大きく2つです。
1つめは、改善幅です。
その修正を行い想定される改善が達成された場合に、WEBサイトからの収益が高いものから優先的に行う必要があります。
例えば、
入口回数 直帰率 想定改善値
ページA 500 80% 60%
ページB 800 60% 50%
上記の場合、ページAは直帰が100回改善され、ページBは直帰が80回改善されます。
つまり、ページAが優先的に改善を行うべきページとなります。
2つめが、作業の簡単さです。
WEBサイトの改善施策には、リンクの追加といった簡単なものから、システム改修といった工数のかかるものまで多くのことがあります。
その中から、できるだけ簡単にできる施策から行うことが大切です。
多くの場合、修正の難しさと改善幅は比例しません。ごく簡単な修正で驚くほどの改善につながる事例も多くあります。
また、WEBサイトの改善には費用や時間といったコストがかかりますので、せっかく施策を行っても、そのコストが上回ってしまっては意味がありません。
いくら解析データを元にした改善策だとしても、100%成功する施策はありません。
そのため、施策を行う際には「失敗するかもしれない」という前提でいくつもの改善を続けていくことが重要です。
限られた費用と時間の中で、できるだけ多くの改善施策を行うことができるよう、簡単な施策から行いましょう。
注意点
WEBサイトの改善に於いて、改善サイクルを可能な限り短縮することは重要です。
限られた時間の中で、できるだけ多くの改善施策を行いたいところです。
しかし、改善を焦るばかり、同じ要素を改善するために複数の施策を同時に行うことは、可能であれば避けるべきです。
なぜなら、複数の施策のうち、どれが改善に影響したかを評価することができなくなってしまうためです。
WEBサイトの改善は、一度実施したら終わりではなく、今後継続的に続けていかなくてはならないことです。
そのため、行った施策の成功事例や失敗事例を蓄積することは、次の施策の精度を高めるために、貴重なノウハウとなります。
WEBサイトを改善することが目的ですが、施策の評価を行うことも同じくらい重要です。
今後のために、施策の評価はきちんと行えるよう、施策を行いましょう。












